1に1度はやってくる緊張の瞬間。
それはPTAの役員決めの瞬間ではないでしょうか。
子どもが小学校に入学した時から、中学校、さらには高校と12年間もついて回るこの緊張の瞬間..
高校は1度役員になると3年間継続!という学校もあるようですね。
PTAは子どもの学校生活には欠かせない大切な組織であることはわかっていて、その仕事量多さから安易に受けられない!と悩みます。
そこで今回は、PTAを上手に断る理由や丁寧な断り方、言い回しについて文例付きで説明していきたいと思います。
またPTAは任意加入であることからもそもそも加入したくない!という意見も増えてきています。
そもそもPTAって何なの?
PTA非加入について
詳しくは別記事で紹介していますのでこのページ最後をご覧くださいね。
PTAを上手に断る理由
PTAは誰かがやらなければ運営できないもの。
またわが子が通う学校では『必ず子供一人につき1回はPTA役員をやらなければならい』問うルールが存在します。
さらに2年間本部の役員をやれば、出生している兄弟分の役員免除というシステムも。
このように全員やらなければならない暗黙のルールの中で、それを超えてPTAを断りたい!という場合にはそれなりの理由が必要となってきます。
【やりたくないから】というだけでは、人間関係に影響を与えかねません。
え・・そもそも任意加入のPTAなのに・・という方もいらっしゃると思いますがその場合は【非加入手続きや、途中退会手続きをとる】という事も、一つの手段かもしれません。
詳しくはページ最後に掲載していますのでそちらをご覧くださいね^^
実際には自分がやらない代わりにほかの方が引き受けてくれる、という事を頭に入れて丁寧にお断りし、【それでは仕方ないですね】と、相手に思ってもらうことが大切です。
様々な状況別に上手に断る理由についてみていきましょう。
PTAを断る理由
まずはどんな理由であればお断りすることができるのか、見ていきましょう。
共働き
共働きであることが断る理由になるかというと、かなり難しいかもしれません。
なぜなら、今の時代ほとんどが共働きだから^^;
ですが共働きと一口に言っても、働き方や家庭の環境は様々。
どうしても無理・・と判断した場合も存在するでしょう。
こういった場合は、きちんと伝えましょう。
その場合は平日の集まりは難しいけれど、休日の係、運動会イベントの手伝いなどは積極的に参加する旨伝えるとよいと思います。
(が、断るには結構ハードルが高い理由かもしれません・・)
『共働きなので無理です!』と言い切るのではなく、きちんと現状をお伝えして、共感してもらうことが大切です。
あるいは任意加入であるPTAですので退会を考えるのも一つの手かもしれません。
その件についてはメリット、デメリットと共に最後に詳しく紹介していますのでそちらをご覧ください。
下の子がいる
PTA役員の集まりは長くなることが多く、午前中ずっと。。なんてことも珍しくありません。
最近では働くお母さんのために?夜間に集まりを開く学校もあるようです。
となると未就園児がいるご家庭では、集まりに連れていく事になります。
また夜間の集まりなどは、留守番させるわけにもいかない小さな子供がいる場合は難しいのでお断りする理由になり得ます。
この場合はご主人の仕事上、フォローを頼めないという事も伝える必要があります。
自分や子供に持病がある
自分や子どもに持病があり、通院頻度や体力面、子どもが休みがち、という理由からPTAを引き受けるのが難しいという事もあります。
病気の内容などはお話ししにくい場合もありますよね。
その場合は詳しく話す必要もありません。『お察しいただけますと助かります』などの表現で問題ないでしょう。
もちろん、噓をつくなどはもってのほか。本当に闘病している方に失礼ですよね。
妊娠している
妊娠していることもPTAができないという理由になりますね!
妊娠出産はいつ何があるかわからない一大事。
同じお母さん同士なので理解を得やすい理由ですので安心してお断りしましょう。
なお、お断りする際に『こどもが大きくなったら役員を引き受けます』と一言添えると円満にお断りできます。
転勤が多い
ただ、『転勤族なので・・』では理由にはなりません。
この場合は『近いうちに転勤の予定がある』という事を伝える必要があります。
年度内にも移動の可能性があること、途中で抜けると迷惑をかけてしまう事を伝えるとよいでしょう。
短期的な行事のお手伝いなどは積極的に参加させていただきます!などと添えると、よりスムーズにお断りできると思いますよ^^
実際に転勤がなかった!という場合も、今年は異動がありませんでした~とお伝えすれば大丈夫です。こればかりはわかりませんので^^;
下の子、上の子で役員をしている
幼稚園や保育園、中学校や高校など、他の兄弟ですでに役員になっている!という場合は兼任は難しいですので、お断りする理由になります。
しっかり事実をお伝えしましょう^^
母子家庭である
こちらもPTAをお断りするのに十分な理由になります。
旦那さんがいてもしり込みしてしまうPTA。
ひとり親ともなれば、その負担は計り知れないものとなるでしょう。
夜の集まりともなれば確実に子供だけでの留守番となりますし、家計を背負っているとなれば簡単に有休も使えないでしょう。
ですが『母子家庭だからできません』ときっぱり言ってしまうと、やはり共感してもらえないことも。
母子家庭といっても、人それぞれ想定する境遇には差があるので、(え?シングルだってPTAやってる人いるよ?)(ワーママとかわらないじゃん)と考える方もいるでしょう。
この場合はやはり、きちんとご自身の状況をお伝えするとよいでしょう。
『親のサポートがなく、帰りも〇時を過ぎてしまいます』と伝えてみては。
中には『大変な中、皆さんやっていただいています』という方もいるのは事実・・。
ですがそんな人ばかりでもないので、普段から人付き合いも大切にしておくとよいですよ。
休日にできるお手伝いなどは積極的に参加し、『PTAは難しいですが、お手伝いは参加させていただきますね^^』と根回ししておくと選出されないかもしれませんよ。
できる自信がない!
一番、断るのに難しい理由ではありますが、引き受けてから仕事がうまくこなせない・・というほうが、周囲に迷惑をかけてしまいます。
この場合も自分にはこなせそうにない、実力がない、という事をしっかりと伝えましょう。
さらに、補助的な仕事であればやらせていただきます!等、簡単な係などは引き受ける旨を伝えましょう。
『やりたくないからやらないんじゃない?』等と思われないようにフォローが必要です。
PTA役員を断る理由。断り方の基本的なポイント
PTAを断るときに、押さえておきたい基本的なポイントは3つ。
- 他の方への謝罪の意を伝える
- 自分の状況を正確に伝える
- 状況を踏まえたうえでの代替案を提案する
です。
きちんと状況と代替案を伝えることで、会長さんや周りの方の理解も得やすくなりますよ。
そんなに意地悪で怖い方たちではないので、きちんと説明することで『役員職は無理ですね^^』と理解してもらえます。
次に、PTA役員を断る際のNGな断り方もお伝えしますね。
PTAを断る。絶対NGな断り方!
絶対ダメな断り方を紹介しますね!
①嘘!
これは絶対にダメです‥。
役員を何が何でもやりたくない!
その気持ちはわかりますが、それでも嘘は絶対にNGです。
嘘も方便
この場合は絶対に見抜かれます。
そんなの気にしない!という強者もいるかもしれませんが、子どもがかかわることですよ。
大人が嘘をついて仕事から逃げる。
そんな姿を晒すのは絶対にやめましょうね。
②役員になってからできないと伝える
うっそーん!
何をいまさら!!
とブーイングの嵐です。
だったら先に言えよ。
と(みんな心の中で)非難の嵐です。
できない場合は決定前にきちんと伝えるのが大人としてのルールです。
⓷言い切る
『下の子がいるからできません!!』
『持病があるのでできません!!』
と言い切るのもやめましょう。
小さな子がいて今年度の役員は難しい、というのは正当な理由ですが、お子様連れで役員をこなすお母さんがいるのもまた事実。
正当な理由ではあるものの言い方次第では
そんなの理由にならないよ。
と思われてしまいます。
この、言い切る姿勢で何がだめなのかというと、
協力する姿勢が全くない!!
という事。
- 役員はできませんが、下の子どもが入学したら役員をやるつもりです。
- 係などでしたら協力します。
等、協力する姿勢を見せましょう。
PTA役員の上手な断り方の文例
では実際に断る理由を伝えるときの上手な言い回し、例文をご紹介しますね。
下の子がいる
この度、PTA役員に選出していただきました件ですが、大変申し訳ございませんが今年度はお断りさせていただきたく存じます。
まだ下の子が未就園児で、主人の仕事上サポートも難しく、PTあの役員会などに子どもを同伴することになり、皆様にもご迷惑をおかけしてしまうことになってしまいます。
下の子が入園しましたら(入学しましたら)、その際は役員を引き受けさせていただきたいと考えております。
(係などでは協力させていただきたいと考えておりますので)
自分や子どもに持病がある
PTAの件ですが、お察しいただけるとありがたいのですが、現在私が(こどもが)病気治療中で体調がすぐれず(学校も休むことがあり)PTA役員の仕事をお引き受けするのが難しい状況です。
〇〇係などでしたらできるかと思いますがそちらの係に回していただくことはできますか?
または今後の行事などで可能な限り協力させていただきます。
妊娠している
PTAの件ですが現在、妊娠中という事で定期的な検診や産後の事を考えますと今年度のPTA役員をお引き受けするのは難しい状況かと思います。
今後の行事などでお手伝いすることがありましたら主人も含め可能な限りご協力させていただきます。
転勤が多い
PTAの件ですが、大変申し訳ございませんが今年度はお断りさせていただきたいと思ます。
我が家は夫の仕事の都合上、今年度中にも引っ越しの可能性がある状況です。
年度途中にも転勤による引っ越しの可能性もあるため引継ぎなどでご迷惑をおかけする可能性が出てくることを考えると、PTA役員をお引き受けするのが難しい状況です。
引継ぎの必要がない係や、行事のお手伝いなどでは協力させていただきます。
下の子、上の子で役員をしている
PTAの件ですが、今年度は他の兄弟の〇〇で役員をしており、そちらとの兼務が難しい状況です。
〇〇の役員が終了しましたらPTA役員についてもお手伝いさせていただけるかともいます。
母子家庭である
PTAの件ですが、お断りさせていただけたらと思います。
母子家庭であり、親のサポートも受けられないため役員会等への参加が難しいのが現状です。
休日のお手伝いなどへは可能な限り参加させていただきたいと思っております。
皆様もご多忙の中の活動であることは承知いたしており、感謝しております。
誠に申し訳ございませんが、辞退させていただきたいと思います。
できる自信がない!
PTAの件ですが、申し訳ありませんがお断りさせていただきたいと思います。
大変申し上げにくいのですが、私では役をこなす能力がなく、ご期待に副える仕事ができそうにありません。
〇〇のような仕事でしたら、私でも担うことができるかと思いますが、いかがでしょうか。
皆様にもそれぞれご事情がある中、お断りするのは大変心苦しく思いますが、今後の行事や係などでは協力させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
PTAを断る理由、専業主婦の場合はどうする?
働くお母さんがPTAを断る理由は、いってみれば明確です。
学校へ出向く時間がない、休日出勤があるなどどう見てもPTAへの参加は難しそう・・という事もありますよね。
半面、専業主婦だと学校へ来やすいんじゃない?時間あるんじゃない?と思われてしまいがちです。
ですが、専業主婦だからPTAを引き受けるべき!といった考えはおかしなことです。
PTAをやることは難しい!と判断したら、堂々と理由を述べてお断りしても大丈夫です。
PTAをやるかどうかは専業主婦であることとは切り離して考えるべきですよね。
専業主婦ではあっても
- 介護がある
- 持病がある
- そもそも役員には向いていない
など事情はあり、外からは見えにくいものです。
しっかりとお伝えして、できないものはお断りして大丈夫です。
この時も先ほど述べた、PTAを断る理由とポイントをしっかり押さえて断りましょう。
PTAは任意加入団体!退会したい、非加入にしたい!
PTAとは任意の加入団体です。
本来、入会の手続きを行い、加入か非加入か選べるのですが、多くの方は『非加入』という選択肢を知らないのでは?
有無を言わさず入会し、役員などになってしまう。
それはちょっと・・
と考える方もいますよね。
加入非加入自体は本来選べるものですので、メリットやデメリットを知ったうえで
PTA自体に加入するの?退会してもいいの?とお考えの方はこちらの記事で詳しく解説しています。
そもそもPTAとは
PTAのシステムが導入されたのは専業主婦が主流、お母さんがお家にいることが前提だった時代です。
なので近年の夫婦共働きの時代には参加しにくいシステムであることも事実なんですよね。
毎日、仕事、子育て、家事・・・と頑張っているお母さんにとってさらにPTA役員の仕事となればその負担は相当です。
皆さん状況は一緒なので・・・といわれることもあるようですが、家庭の事情は人それぞれ。
一言で片づけられてしまってはひとたまりもありませんよね。
PTA活動は学校運営に必要不可欠であり、PTA会費から公費では賄えない学校運営費が支出されているのも事実で、PTA会員が減る、役員が誰もいない!となれば子供たちの学校生活に支障が出てしまいます。
ですが、PTAの仕事はできない・・と感じたらしっかりと理由をまとめて、きちんとお断りできるように準備をしておきましょう。
PTA役員を断り理由、断り方、例文 まとめ
PTA役員はできればなりたくないと、考える方も多いですよね。
ですがPTA役員には子どもの姿を間近に見れたりや、保護者参加不可のレアな行事に参加できるなどのメリットもあるんですよ^^
それでも負担が大きいため、安易には引き受けられないのも事実ですが、断り方を間違えると
人間関係に影響が出てしまうのも事実です、
どうしてもできそうにない場合は、しっかりとした断る理由と、相手を不快にさせない断り方で、丁寧にお断りしましょうね。
コメント