おせち料理の由来を子ども向けに説明や簡単に伝える方法まとめ

行事
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黒豆や栗きんとん、だて巻きなどおせち料理に欠かせないお料理。

いつもと違うお料理に、『なんでお正月はおせちを食べるの?』と聞かれたり、おせち料理にそれぞれ由来があるのは知っているけど、いざ子どもに聞かれたときに、上手く答えられずに『ごまかしちゃった!』なんていう経験がある方もいるのではないでしょうか。

また、重箱に入ったおせち料理には、おめでたいことを積み重ねるという意味も込められているんですよ。

最近の主流は三段重ですが、本来おせちは五段重でした。

今回は五段重のおせち料理の由来や意味を、子ども向けに一の重、二の重、三の重、与の重ごとに簡単にまとめてみましたので、伝えてみてくさいね!

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おせち料理の由来を子どもに伝える方法、一の重

一の重はお重の一番上にのせるお重なので、子孫繁栄や長寿など縁起が良いとされているものを詰めていきます。

中でも欠かせないのが祝い肴三種と呼ばれるもの。『数の子』『田作り』『黒豆』関西では黒豆の代わりに『ごぼう』や『酢ごぼう』を指します。

この三種は必ず入れましょう。

では一つずつ、おせち料理の由来や意味を子どもに分かりやすいように説明していきますね!

数の子

数の子はニシンというお魚の卵で、小さな卵がぎっしり詰まっているよね。

お父さんとお母さんの二親(にしん)からたくさん子どもが生まれますように!という願いが込められているんだよ。

黒豆

豆は健康という意味。

元気に暮らせますように!という意味があるんだよ。

田作り

昔は田んぼや畑に肥料として小魚を撒いていたようです。

田んぼに肥料として撒いていた由来から、『作物がたくさんできるように』と願いを込めて小魚を甘くにつけたものに田作りという名前を付けたんだよ。
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おせち料理の由来を子どもに伝える方法、二の重

二の重の由来や意味について、二の重は口取り肴を詰めていきます。口取り、とは八寸というもので会席料理などで最初に出される料理の事。

代表的なものは『栗きんとん』『伊達巻』『昆布巻き』です。

子どもにも人気のあるおせちが詰まっているお重ですね♪

だて巻き

伊達巻は伊達政宗という戦国大名の好物だったことから伊達巻と呼ばれるようになった、という由来や普段の卵焼きに手を加えおしゃれに仕上げたことから『しゃれて凝っている』という意味のある伊達物から名前がついた、とも言われています。

昔はおしゃれな人を伊達物と呼んでいて、その人たちの着物に似ていたことから伊達巻と呼ぶようになったんだよ。また、巻物に似ていることから勉強ができるようになりますように!という由来があるよ。

かまぼこ

かまぼこは半円形のその形から初日の出に似ていることから非常に縁起の良い食べ物とされています。紅と白はとても縁起の良い色で紅は『おめでたい』『よろこび』という意味で、白は『神聖な』という意味が込められています。

江戸時代にはおめでたい時に食べる鯛を使って作られていたため縁起物として使われていました。

初日の出の太陽みたいだよね♪赤い色は魔よけ、白い色は身を清めるという意味があるんだよ。

栗きんとん

きんとんは金団と書き『金色の団子』または『金色の布団』という意味があります。

金色の見た目を金塊や小判に見立て金運上昇を願う意味となっています。

黄金に輝く栗きんとん。今年一年豊かに暮らせますように!という思いを込めて食べるんだよ。
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おせち料理の由来を子どもに伝える方法、三の重

三の重の由来や意味について、三の重には焼きものを入れます。海老の塩焼き、ブリの照り焼き、鯛の塩焼き、烏賊の松笠焼きなど海の幸中心に入れます。

鯛の焼き物

『めでたい』といわれ、昔からおめでたい席には欠かせなかった鯛。

鯛の赤い姿も縁起が良いとされているんだよ。赤には魔よけの意味もあるし、七福神の恵比須様も鯛を持っているんだよ。『めで鯛!』だね!

海老の姿焼き

海老はひげが長く、背中が丸くなるその姿からひげが長くなり腰が曲がるまで長生きできますように、とおせち料理に使われるようになりました。

海老は体がくるんと丸くなっているよね。その姿から背中が丸くなるまで長生きできますように、という思いが込められているよ。

ぶりの照り焼き

ぶりは成長するたびに名前が変わる出世魚です。地域によってその呼び方は変わりますが、関東では30cm未満の幼魚の時はワカシ、60cm未満ではイナダ、70cm未満でワラサ、80cm以上でブリと呼ばれるようになるんですよ。

ブリは大きくなるにつれて名前が変わるんだよ。ブリのように成長して、しっかり働いて人の役に立てますように。という思いが込められているよ。
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おせち料理の由来を子どもに伝える方法、与の重

与の重は四の重のこと。四は『し』とも読めるため、お祝いの席では嫌煙されます。そこで与(よ)という漢字を使うようになりました。

与の重には煮しめや昆布巻きなど山の幸を詰めていきます。

昆布巻き

喜ぶ、と語呂合わせをしています。また漢字では『子生婦』という字や『広布』という字があてられ『子孫繁栄や喜びを広める』という意味が込められています。

昆布巻きは『よろこぶ』の『こぶ』!
いつも喜んで暮らせますように!という願いが込められているよ。

八つ頭

ゴツゴツした里芋のお化けのような八つ頭。年の瀬が近づくとお店で見かけるようになります。

名前の通りたくさんの頭が集まって固まっているように見えますね。一般的なサトイモは親芋と子芋が分かれて成長しますが八つ頭はくっついて成長します。

末広がりの八という漢字があてられ、末広がり。子芋がたくさんつくことから子孫繁栄、また人の頭(トップ)に立てるようにとの願いを込めて食べられるものです。

八つ頭はたくさんの子芋が親芋にくっついて成長するんだよ。たくさん子供に恵まれますように!という意味が込められているよ。

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おせち料理の由来を子どもに伝える方法、五の重

5の重にはなにを入れるのでしょうか?

じつは五段目のお重は神様からの授かる福を入れるためにあけておくのだそうです。

今年はどんな福がやってくるかな。と一年の始まりに家族で話題にしてみるとよいですね。

いかがだったでしょうか。

いつもと違った雰囲気で迎える元旦の朝。おせち料理やお雑煮を囲みながら一年の始まりをお祝いするのは子供たちの成長にもとってもとても良い風習です。

おせち料理を囲みながら、その由来や意味についても触れることができるとよいですね!

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